ありきたりの日常のはずが、毒…!?

先週末の話だが、小次郎と小三郎が、前夫に誘われて釣りに出かけて行った。
午後、釣った魚数匹をクーラーボックスに携えて帰宅。
「ママにさばいてもらってって。」
…何なのよ。
勝手に釣りに行っといて、あたしにさばけって?
前夫が絡むと何でも不機嫌になる、大人げない私。
本当なら、すごいの釣れたね〜と誉めてあげるべきところなのだろうが、そんなに人間できてないの、私。
何であたしがさばかにゃならんのだ、と思うとかなり不機嫌。
相変わらずJohanは出張だし、文句の言い所がない。
そもそも魚なんて、普段からさばいたりしてないし。
その日は小次郎が魚をビニールに包んて冷蔵庫へしまい、何もしないまま終わった。
翌日も、魚の事を考えるとうんざり気分が続く。
が、この暑さの中、いくら冷蔵庫でも、いつまでも放っておくわけにもいかない。
昼近くに意を決して、台所に立った。
…さて、3枚に卸して、それでどうやって食べろと?
そもそもこれは何の魚だ?
図鑑を引っ張り出して、探してみる。
子供達が言うには、小さい4匹はアイゴだと。
大きな1匹は、図鑑から多分ボラだろうと検討をつけた。
「アイゴは、から揚げにすると美味しいんだって言ってたよ。」
さばいて、揚げろと?
ちっともやりたくないよ。
アイゴにしてはヒレがないじゃん。図鑑と違うよ。
(ヒレは折り畳まれていることなど、私は知らない。)
これが前夫が相手でなければ、気持ちも違うのだろうな。
何であたしがやらなきゃなんないのよ。と、そんな姑息なことばかり考える。
でも、せっかく子供達が釣ったもの、捨てるわけにはいかない。
不機嫌さを押し殺し、頭を落とし、内臓を取るべく切れの悪い出刃をふるっていた、その時。
…ぷす。
畳まれていたアイゴの背ビレが、左手小指の先に刺さった。
「…ったーーーいっ!!」
骨のように堅いヒレの先っぽ。
流血。
(あああ、もう!)
水で血を洗い、作業を再開しようとしたが、
「…痛い…。痛い…。何これ痛い…!ううう…痛い…。」
刺された小指の先が、ギリギリ痛む。
まるで針が肉の中に残っていて、それをぐりぐりえぐられるような痛み。
脂汗を吹き出しながら、リビングに倒れ込んだ。
心配した小三郎、図鑑を見てふと気付いた。
「ゴマアイゴ、やばい。ヒレに毒あるって。」
なんだと〜?
勘弁してよ〜。痛いよ〜。どんな毒よ〜。
とりあえず小次郎にマキロンをドボドボかけてもらい、ネットで検索してもらった。
「アイゴ。ヒレに毒があり、刺されると強い痛みがある。」
だそうだ。
命がどうこうなりそうな気はしないし、堪えられない痛みでもないけれど、何も手につかない程度には痛い。
結局、やりかけの全てを放棄して、ベッドに横になった。
お湯でもみだすと良いらしいが、お湯が出るまで待つのも辛かった。
本当、小指の先、ほんのちょっとなのに。
何なのよ〜まったく〜。やりたくもない魚をさばいた揚げ句、毒にまでさされて。こういうのを、ふんだりけったりって言うの?
幸いなことに、30分ほど横になっていたら、かなり痛みも治まった。
いや、痛かった。
でも、刺されたのが子供達じゃなくて良かった。私で良かった。
こんな危ない魚持たせるのなら、注意喚起して欲しい。
夕方、気を取り直して再度3枚卸しに取り組んだ。
どうやって食べるか考えるのが面倒だったので、全部まとめてしょうが醤油に付けこんで揚げちゃった。
まあまあ美味しかった。
こんなに頑張ったのに、子供達はあんまり食べてくれなかった。
その夜帰宅したJohanには、
「あたしの血と汗と涙の結晶なんだからね!文字通り!」
と、強制的に食べさせた。
痛い思いをしたけれど、まあこんな日もあるわね。
話の種にキープしておこうっと。
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コメント
うーん.頑張ったじゃないかー.
おいしくないのはもったいないけれどねー.
でも,頑張ったねー.
投稿: HAWK2700 | 2011年7月22日 (金) 20時02分
>>HAWKさん
ありがとうございます〜。
「頑張ったね」って言ってくれて。
ほんとに嬉しい言葉ですね。
嬉しいから元気になっちゃうぞ〜
投稿: ちゃちゃ | 2011年7月29日 (金) 18時03分