複雑な女心
「Lくんちのママ、新しい赤ちゃん生まれるんだって!」
と、朝食中に突然小三郎が言った。Lくんとは、学童のお友達。私の口から思わず出た言葉は、
「ええーっ、なにそれーっ、いいなーーーーっっっ。」
11月が予定日だそうだ。おめでたいとか何より先に、羨ましくなってしまった。羨ましくて羨ましくて、もはやこれは妬みに近い。常々もうひとり欲しいとは思っていたが、こんな気持ちになるほど熱望しているなんて、自分でも驚きだ。
不機嫌になってしまった私は、johanに「あなたは私のこと何にも考えてくれない」と文句を言った。
私は羨ましい。回りのみんな、好きな人と一緒に暮らしていることが。ほやほやの命を腕に抱き、彼を父親にしてあげられたらどんなに幸せなことだろう。
でもjohanはちっとも何にも考えてくれないの。
今日はきっと一日不機嫌だわ、私。
また頭が煮詰まって寝込まないようにしなくちゃ。
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